北岸佑吉(読み)キタギシ ユウキチ

20世紀日本人名事典 「北岸佑吉」の解説

北岸 佑吉
キタギシ ユウキチ

昭和期の演劇評論家 元・大阪芸術大学教授。



生年
明治36(1903)年7月29日

没年
昭和51(1976)年7月23日

出生地
滋賀県近江八幡市

学歴〔年〕
東京外語仏語部〔昭和2年〕卒

経歴
報知新聞社から昭和4年朝日新聞社に変わり9年大阪本社学芸部記者となり文化、演劇担当。能、狂言歌舞伎文楽などの紹介、劇評を書くとともに演劇雑誌などにも評論を発表。33年退職後も客員として活躍、浪速短期大学教授から大阪芸術大学教授となった。文化庁文化財保護審議会専門委員、文楽協会専門委員、国際演劇協会理事なども務めた。また長年朝日五流能、フェスティバル能、朝日狂言会などの企画、運営に従事、45年には日本能楽団欧州公演に舞台監督を務めた。49年勲四等双光旭日章を受章著書に「能のたのしみ」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北岸佑吉」の解説

北岸佑吉 きたぎし-ゆうきち

1903-1976 昭和時代の演劇評論家。
明治36年7月29日生まれ。大阪朝日新聞学芸部記者として能,狂言,歌舞伎,文楽などを担当。「演劇評論」同人としても活躍。朝日五流能などの企画運営にあたった。退職後は大阪芸大教授などをつとめた。昭和51年7月23日死去。72歳。滋賀県出身。東京外国語学校(現東京外大)卒。著作に「能のたのしみ」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android