20世紀日本人名事典 「北川敏男」の解説
北川 敏男
キタガワ トシオ
昭和・平成期の統計数学者,情報科学者 九州大学名誉教授。
- 生年
- 明治42(1909)年10月3日
- 没年
- 平成5(1993)年3月13日
- 出生地
- 北海道小樽市
- 別名
- 雅号=鳳淵
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学理学部数学科〔昭和9年〕卒
- 学位〔年〕
- 理学博士
- 主な受賞名〔年〕
- デミング賞〔昭和28年〕,カルカッタ大学名誉理学博士〔昭和31年〕,紫綬褒章〔昭和48年〕,勲二等旭日重光章〔昭和55年〕
- 経歴
- 大阪帝大講師を経て、昭和14年九州帝大助教授、18年理学部教授。この間、16年に統計科学研究会を発足させ委員長。戦後、38年九州大学図書館長、43年理学部長、40年同大基礎情報学研究施設長を歴任。24年神戸大学教授、45年埼玉大学教授併任。48年退官し、富士通に入社、国際情報社会科学研究所長となり、50年常任顧問、58年同研究所会長。平成元年退社。この間、昭和25年以来4期日本学術会議会員をつとめ、また、アイオワ大学客員教授、プリンストン大学客員研究員、西オーストラリア大学客員教授などを歴任。著書に「統計学の認識」「生計費の標本調査」「新編統計数値表」「情報学の論理」「情報科学の動向」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報