北方古墳(読み)きたがたこふん

日本歴史地名大系 「北方古墳」の解説

北方古墳
きたがたこふん

[現在地名]周東町大字下久原 北方

高森市たかもりいちの北方一キロばかり、玖珂盆地北縁の山麓斜面に立地し、標高六五メートル、山麓の水田から比高二〇メートルほどの畑に埋まる横穴式石室墳である。その遺構の二段下の畑で花崗岩巨石が発見され、発掘により古墳の天井石が落下したものであることが判明。その上方の畑から、上半分が取り壊された横穴式石室墳のあることが明らかになり、昭和三四年(一九五九)発掘調査が行われた(「北方古墳と付近の諸遺跡」山口県文化財概要・第四集・一九六一年)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android