北本郷古墳(読み)きたほんごうこふん

日本歴史地名大系 「北本郷古墳」の解説

北本郷古墳
きたほんごうこふん

[現在地名]安城市和泉町 北本郷

あぶらふちから半場はんば川の流れる開析谷を約四キロさかのぼった右岸、標高一〇メートルの地点、洪積台地の先端に位置する。現在、和泉いずみ八剣はつけん神社に保管される出土遺物は径九・〇センチの製内行花文鏡一面、直刀二振の破片、鉄斧破片一点、碧石または滑石製管玉二一点。墳丘の規模・形式は不明だが、副葬品からみて、古墳時代中期、五世紀前半の小型の円墳と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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