北条時茂(読み)ほうじょう ときしげ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北条時茂」の解説

北条時茂 ほうじょう-ときしげ

1241-1270 鎌倉時代武将
仁治(にんじ)2年生まれ。北条重時(しげとき)の子。小侍所別当をへて建長8年六波羅(ろくはら)探題北方となる。正嘉(しょうか)元年左近衛将監(さこんえのしょうげん)に任じられる。若狭(わかさ),摂津の守護歴任。文永4年陸奥守(むつのかみ)となる。15年間六波羅探題をつとめ,在任中の文永7年1月27日死去。30歳。通称は陸奥弥四郎。名は「ときもち」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「北条時茂」の解説

北条時茂

没年:文永7.1.27(1270.2.18)
生年:仁治2(1241)
鎌倉中期の武士。名は「ときもち」とも。北条重時と平時親の娘の子。妻は北条政村の娘。康元1(1256)年から死去するまで,六波羅探題北方を務める。歌人としても知られ,『続古今和歌集』などに入集している。

(高橋慎一朗)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android