ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北欧閣僚理事会」の意味・わかりやすい解説 北欧閣僚理事会ほくおうかくりょうりじかいNordic Council of Ministers 1971年にヘルシンキ条約 (北欧協力条約) が改正され,北欧会議の規約が条約上の規定となったことにより新設された理事会。アイスランド,デンマーク,ノルウェー,スウェーデン,フィンランドの5ヵ国で構成され,事務局はコペンハーゲンに所在する。5ヵ国の協力は文化,法制,交通,環境など多岐にわたり,労働者の自由移動が認められているほか (北欧労働市場) ,地方自治体のレベルでもさかんに行われている。昨今の歴史的変動のなかで,北欧閣僚理事会と北欧会議は,独立を回復したバルト3国との協力関係を構築しつつあるが,北欧諸国間の協力のあり方も再検討されており,ヘルシンキ条約の大改正が予想される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by