北町一郎(読み)キタマチ イチロウ

20世紀日本人名事典 「北町一郎」の解説

北町 一郎
キタマチ イチロウ

昭和期の小説家



生年
明治40(1907)年3月7日

没年
平成2(1990)年9月4日

出生地
新潟県中蒲原郡小須戸町

本名
会田 毅(アイダ タケシ)

別名
別名=簇劉 一郎

学歴〔年〕
東京商大〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
サンデー毎日大衆文芸賞(第16回)〔昭和10年〕「賞与日前後」

経歴
東京商大在学中から詩作を始め、昭和3年詩集「手をもがれている塑像」を刊行。大学卒業後、婦女界社に入社し、編集者となる。10年「賞与日前後」が「サンデー毎日」大衆文芸賞に入選し、以後ユーモア小説作家として活躍。30年には「三等社員と女秘書」が映画化された。他に「啓子と狷介」などがある。詩歌発表の際は、本名の会田毅を筆名とし、「短歌創造」「立像」「新短歌」などに関係し、「新短歌論」の著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北町一郎」の解説

北町一郎 きたまち-いちろう

1907-1990 昭和時代の小説家。
明治40年3月7日生まれ。「婦女界」記者から作家生活にはいり,ユーモア小説をかく。本名の会田毅で詩作もした。平成2年9月4日死去。83歳。新潟県出身。東京商大(現一橋大)卒。小説に「啓子と狷介」,詩集に「手をもがれている塑像」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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