北金屋村(読み)きたかなやむら

日本歴史地名大系 「北金屋村」の解説

北金屋村
きたかなやむら

[現在地名]豊川金屋かなや

古宿ふるじゆく村の西にあたる。牛久保うしくぼより北金屋・古宿・豊川・馬場ばばを経る本坂ほんさか道が通る。天保三年(一八三二)一一月四日の鋳物師職旧書記(中尾十郎氏蔵)に、

<資料は省略されています>

とあり、もとは北一色きたいつしきと称していたと伝えている。なお中尾家は養老六年(七二二)禰宜一色某が河内国丹南郡布里山から当地に移住して当家の先祖となったと伝える。

天文七年(一五三八)一二月二日の牧野保成が北金屋大工助九郎に宛てた裁許状(中尾十郎氏蔵)に「参州山東鐘鋳之事 於末代末世両鉄屋大工可為立合候 并寄大工何時も可為三分一者也 若於相違者 為地頭可有其沙汰者也」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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