匱乏(読み)キボウ

精選版 日本国語大辞典 「匱乏」の意味・読み・例文・類語

き‐ぼう‥バフ【匱乏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「匱」は尽きるの意 ) 物が不足していること。欠乏していること。
    1. [初出の実例]「士卒の衣糧匱乏(〈注〉トボシク)して」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐外儲説右下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「匱乏」の読み・字形・画数・意味

【匱乏】きぼう(ばう)

衣食の資が乏しい。〔韓非子、外説右下〕管仲曰く、臣之れを聞く。上に積財れば、則ち民臣必ず下に匱乏す。宮中に怨女れば、則ち老いて妻無きりと。

字通「匱」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android