医王城跡(読み)いおうじようあと

日本歴史地名大系 「医王城跡」の解説

医王城跡
いおうじようあと

[現在地名]鷹島町里免

西手に海を望むじよう山にある中世の城跡。城主と伝える大曲氏は、治承四年(一一八〇)宇野うの御厨検校として下向して松浦久に帰順した大曲右京の子孫と伝え、里免の住吉神社が所蔵する大般若経六〇〇巻のうち元中六年(一三八九)奥書に大曲長門守・大曲左京助・大曲右衛門大夫らが記される。のち鷹島氏を称したとする説がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android