十二(読み)じゅうに

精選版 日本国語大辞典 「十二」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐にジフ‥【十二】

  1. 〘 名詞 〙 ( 数の名。一〇に二を加えたもの )
  2. 一二歳のこと。
    1. [初出の実例]「十二にて御元服したまふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)
  3. 仏教でいう十二分経のこと。
    1. [初出の実例]「南無八万十二一切正法」(出典:往生要集(984‐985)大文六)
  4. じゅうにし(十二支)」の略。
    1. [初出の実例]「子(ね)はそも十二の始にありて、しかも大黒天のつかはしめ」(出典俳諧鶉衣(1727‐79)拾遺)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の十二の言及

【ブローク】より

…詩編《カルメン》(1913)においてブロークは,自分の抒情詩のサイクルは終結したと考えていたようである。 〈恋〉を核とした抒情詩の枠内では自分のテーマは歌えないと,1910年ころから自分の家門の歴史をたどる叙事詩《報い》が構想されるが,未完のまま1917年のロシア革命を迎えた時,そこにナロードのスピリット(精神)の発露を見て,叙事的交響詩《十二》(1918)が書かれた。行進する12人の赤軍兵士の体現する自然力(スチヒーヤ)は,革命の浄化の風であるとともに,えたいの知れぬ荒々しい力を秘めている。…

※「十二」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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