デジタル大辞泉
「十二分経」の意味・読み・例文・類語
じゅうにぶん‐きょう〔ジフニブンキヤウ〕【十二分経】
仏教経典を12に分類した呼び名。修多羅(契経)・祇夜(応頌)・伽陀(諷頌)・和伽羅那(授記)・優陀那(無問自説)・尼陀那(因縁)・阿波陀那(譬喩)・伊帝曰多伽(本事)・闍陀伽(本生)・毘仏略(方広・方等)・阿浮陀達磨(未曽有)・優婆提舎(論議)。初めの三つは経文の体裁から、残りの九つは内容から分けたもの。十二部経。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じゅうにぶん‐きょうジフニキャウ【十二分経・十二分教ケウ】
- 〘 名詞 〙 仏語。経典の本文の性質を、その形式や内容によって分類したもの。修多羅(しゅたら)(=契経)、祇夜(ぎや)(=応頌または重頌)、伽陀(かだ)(=諷誦、偈、偈頌または孤起頌)、尼陀那(にだな)(=因縁)、伊帝曰多伽(いていわったか)(=如是語、本事)、闍陀迦(じゃだか)(=本生)、阿浮陀達摩(あぶだだつま)(=未曾有)、阿波陀那(あばだな)(=譬喩)、優婆提舎(うばだいしゃ)(=論義)、優陀那(うだな)(=自説)、毘仏略(びぶつりゃく)(=方等、方広)、和伽羅那(わからな)(=授記)。前三者は経文の形式から、後九者は経文の内容から立てた分類。また、十二に分類されるすべての経文。十二部経。〔九冊本宝物集(1179頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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