十六夜薔薇(読み)イザヨイバラ

デジタル大辞泉 「十六夜薔薇」の意味・読み・例文・類語

いざよい‐ばら〔いざよひ‐〕【十夜薔薇】

サンショウバラの園芸品種。落葉低木。葉の付け根にとげ二つもつ。初夏、淡紅紫色の八重咲きの花を開く。花びら一方が欠けているので、十六夜の月にたとえてこの名がある。挿し木により栽培

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 十六夜 名詞

精選版 日本国語大辞典 「十六夜薔薇」の意味・読み・例文・類語

いざよい‐ばらいざよひ‥【十六夜薔薇】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の落葉低木。中国原産で古く日本に渡来し、観賞用として栽植する。全体に無毛で、とげが葉の根元に双生する。葉は羽状複葉で六~七対の小葉からなり、各小葉は楕円形で縁に鋸歯(きょし)がある。夏、一方に欠所のある直径約六センチメートルの淡紅色花を開くところから「いざよい」の名がつけられた。やえのさんしょういばら。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android