十界互具(読み)ジッカイゴグ

デジタル大辞泉 「十界互具」の意味・読み・例文・類語

じっかい‐ごぐ【十界互具】

仏語十界一つ一つが、互いに他の九界を備えているということ。地獄衆生しゅじょうも仏となりうるし、仏も迷界衆生となりうるという天台宗の説。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「十界互具」の意味・読み・例文・類語

じっかい‐ごぐ【十界互具】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。天台宗で説く、十界が互いに十界を具えていて百界を成しているということ。一念三千根基法門をいう。
    1. [初出の実例]「於法華経十界互具久遠実成了」(出典:日蓮遺文‐守護国家論(1259))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android