十界互具(読み)ジッカイゴグ

デジタル大辞泉 「十界互具」の意味・読み・例文・類語

じっかい‐ごぐ【十界互具】

仏語十界一つ一つが、互いに他の九界を備えているということ。地獄衆生しゅじょうも仏となりうるし、仏も迷界衆生となりうるという天台宗の説。

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精選版 日本国語大辞典 「十界互具」の意味・読み・例文・類語

じっかい‐ごぐ【十界互具】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。天台宗で説く、十界が互いに十界を具えていて百界を成しているということ。一念三千根基法門をいう。
    1. [初出の実例]「於法華経十界互具久遠実成了」(出典:日蓮遺文‐守護国家論(1259))

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