デジタル大辞泉
「千の風になって」の意味・読み・例文・類語
せんのかぜになって【千の風になって】
《原題 Do not stand at my grave and weep》作者不詳の英語詩を新井満が日本語に翻訳し、曲をつけた作品。私家盤として平成13年(2001)に制作された後、新垣勉、秋川雅史、中島啓江などの声楽家がカバーし有名となった。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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知恵蔵
「千の風になって」の解説
『千の風になって』
クラシックのテノール歌手である秋川雅史が歌う曲で、2006年末の紅白歌合戦で歌われたことで広く知られるようになり、直後にオリコンチャートにランクインし、結局、07年のシングル曲のうち唯一100万枚を超えたミリオンセラーヒットとなった。クラシック畑の歌手のミリオンセラーシングルは過去に例がない。そもそもは作者不詳の英語の歌詞をシンガー・ソングライターの新井満が訳し曲をつけたもので、自身の歌でもCD化されている。「私のお墓の前で泣かないでください」で始まる歌詞の世界は、私は風になって世界中に存在するのだという、万物に霊が宿るというアニミズムの考え方に基づくもので、この曲の中心的ファン層である中高年の心の琴線に触れたのがヒットの要因であるといわれている。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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千の風になって
日本のポピュラー音楽。アメリカで作られた作者不詳の追悼詩「Do Not Stand at My Grave and Weep」を、作家・作曲家の新井満が翻訳して曲をつけたもの。2001年に新井自身の歌で私家版として制作したものが後に話題となり、2006年にテノール歌手の秋川雅史が歌ったバージョンが一般に発売されヒット。2007年オリコン年間チャート第1位。2008年、第22回日本ゴールドディスク大賞シングル・オブ・ザ・イヤー特別賞受賞。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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