私家版(読み)シカバン

大辞林 第三版の解説

しかばん【私家版】

個人が営利を目的とせずに発行して、狭い範囲に配布する書籍。私版。自家版。

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図書館情報学用語辞典の解説

私家版

営利を目的としない個人出版物のことで,自分の著作などを関係者など狭い範囲に配布するために作成される.日本では個人出版専門の業者が作成を請負う場合が普通で,その意味では,自費出版と概念的には共通する.しかし,元来は,いわゆる愛書家が採算を度外視して作成した書物であって,ときには,自分で印刷所を持つこともある.手組みの活字や,手引き印刷機を使用し,特別に漉いた用紙を用い,装丁にも意を用いるなど,愛書家が自分の趣味のために少部数の出版活動を行うものを私家版出版所(private press)といい,ヨーロッパでは,15世紀以来の伝統がある.

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精選版 日本国語大辞典の解説

しか‐ばん【私家版】

〘名〙 個人が、営利などを目的としないで発行し、限られた範囲の人にだけ配布する本。自家版。

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世界大百科事典内の私家版の言及

【プライベート・プレス】より

…私家版印刷所。イギリスの彫刻家E.ギルは〈一般の商業印刷は,出版社など得意先の注文に応じて仕事をするが,プライベート・プレスは印刷(出版)すべきものをみずから選定し,いっさいを機械力に頼らず,製作品に美術的な要素をもつように心がける〉という。…

※「私家版」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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