千日町(読み)せんにちまち

日本歴史地名大系 「千日町」の解説

千日町
せんにちまち

[現在地名]金沢市千日町・野町のまち二丁目・中村なかむら町・白菊町しらぎくちよう

犀川左岸、大橋下流の河原に沿った通りの両側町で地子町。大橋南側詰の北西にあり、高畠たかばたけ用水に架かる橋を境に北西部は千日前末新せんにちまえすえしんとよばれる。町名は、古くから大橋のたもとにある千日山雨宝うほう(現高野山真言宗)の山号にちなんで命名された。同寺の縁起によれば、雄勢という僧が諸国行脚の途中伊勢神宮に千日参詣し、満願後の文禄四年(一五九五)に当地へ来て朽ちた寺を再興した故事によるという(金沢古蹟志)


千日町
せんにちまち

[現在地名]福井市春山はるやま二丁目

下呉服しもごふく町から東に折れたところにある東西に延びる町で、東は亀屋かめや町、北は下谷しもたに町、南はよろず町。町名はかつて千日せんにち坊のあったことに由来するが、通称たたみ町ともいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android