千枝(読み)チエ

デジタル大辞泉 「千枝」の意味・読み・例文・類語

ち‐え【千枝】

たくさんに枝分かれした枝。ちえだ。
「和泉なるしのだの森の葛の葉の―にわかれてものをこそ思へ」〈古今六帖・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「千枝」の意味・読み・例文・類語

ち‐えだ【千枝】

  1. 〘 名詞 〙ちえ(千枝)
    1. [初出の実例]「山姫のちえだの錦織りはへてたつたの森は神さびにけり〈源信明〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二二)

ち‐え【千枝】

  1. 〘 名詞 〙 たくさんに枝わかれした枝。ちえだ。
    1. [初出の実例]「楠の木は〈略〉千えにわかれて恋する人のためしにいはれたるこそ」(出典:枕草子(10C終)四〇)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「千枝」の解説

千枝 ちえだ

?-? 平安時代中期の画家
宮廷絵師飛鳥部常則(あすかべの-つねのり)とともに「源氏物語須磨(すま)の巻などに,絵の名手としてとりあげられている。天暦(てんりゃく)(947-957)ごろの人。

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