千秋氏(読み)せんじゅううじ

世界大百科事典 第2版の解説

せんじゅううじ【千秋氏】

藤原南家熱田大宮司家の一流。11世紀末,藤原季範(すえのり)が外祖父尾張員職より熱田大宮司職を譲与されて以後,同職は尾張氏より藤原氏の世襲へと移行,季範の子範忠,範信,範雅の子孫がこれを継承した。このうち千秋氏は範信の子憲朝(本名有範,のち信綱と改名)が千秋を号したのに始まる。その号は三河国設楽郡の地名より発したと言われている。憲朝は八条院判官代であったほか鎌倉にも奉公したと伝えられ,将軍家知行国たる駿河国守にも任ぜられた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

大学入試センター試験

国立大学の共通第1次学力試験制度は、1979年度に導入された。入学試験を第1次と第2次とに分け、第1次試験は大学入試センターが共通学力試験を実施。第2次試験は各大学がきめ細かな入学者選抜を行うことを目...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

千秋氏の関連情報