千綿(読み)ちわた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「千綿」の意味・わかりやすい解説

千綿
ちわた

長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)郡東彼杵町の一地区。旧千綿村。大村湾東岸に位置する。千綿渓谷は、1845年(弘化2)広瀬淡窓(たんそう)がその雄大さに驚嘆し、千綿四十八潭(たん)と称し、広く世に知られた。この一帯は1951年(昭和26)長崎県の多良岳(たらだけ)県立公園に指定された。また、宿郷(しゅくごう)には伝統的な人形浄瑠璃(じょうるり)の一座がある。

[石井泰義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android