千緒万端(読み)センショバンタン

デジタル大辞泉 「千緒万端」の意味・読み・例文・類語

せんしょ‐ばんたん【千緒万端】

種々雑多な事柄
「人の心の働きは―」〈福沢文明論之概略

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精選版 日本国語大辞典 「千緒万端」の意味・読み・例文・類語

せんしょ‐ばんたん【千緒万端】

  1. 〘 名詞 〙 たくさんの事柄。種々雑多な事柄。千端万緒。
    1. [初出の実例]「此等条類、千緒万端」(出典:本朝文粋(1060頃)二・意見十二箇条〈三善清行〉)
    2. 「人の心の働は千緒万端、朝は夕に異なり、夜は昼に同じからず」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔晉書‐陶侃伝〕

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四字熟語を知る辞典 「千緒万端」の解説

千緒万端

たくさんの事柄。種々雑多な事柄。千端万緒。

[使用例] 人の心の働きは千緒万端、朝は夕に異なり、夜は昼に同じからず[福沢諭吉文明論概略|1875]

[使用例] 人の世界にありてなさんと欲する所のもの千緒万端なれども凡そ生命を有したる上は必ずまずその生活の道を求めざるべからず[徳富蘇峰将来之日本|1886]

[解説] 「千緒」は「せんちょ」とも読み、多くのわざ、仕事のこと。「万端」はあらゆる事柄。

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