日本歴史地名大系 「千葉庄」の解説
千葉庄
ちばのしよう
- 千葉県:千葉市
- 千葉庄
子内親王のことで、その成立時期は鳥羽院政期の一二世紀前半と考えられる。承元三年(一二〇九)鎌倉幕府が近国の守護職の由来を調査した際、下総国守護の千葉成胤は「先祖千葉大夫、元永以後為当庄検非違所之間、右大将家御時、以常胤被補下総一国守護職」と答えており(同書同年一二月一五日条)、開発領主は千葉大夫常兼とみられ、その子常重が千葉の地に拠って鳥羽院に寄進したと推定される。常兼は上総
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報