千首(読み)センシュ

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「千首」の意味・読み・例文・類語

せん‐しゅ【千首】

  1. 〘 名詞 〙 一定の数を定めて和歌を詠む定数和歌の一つ。本来は百首と同様作歌修練の方法として行なわれ、のちには作品発表の様式ともなった。現存最古のものとされているのは、藤原為家が貞応二年(一二二三)に五日間に詠んだ「為家卿千首」であり、南北朝・室町各時代を通じて盛んに行なわれた。種類としては、一人で詠むもの、多人数で詠むもの、題をもとに詠むもの、無題のもの、時間・場所に制限を加えるものなどがある。千首和歌。
    1. [初出の実例]「於相州常盤御亭和歌会。一日千首探題」(出典吾妻鏡‐弘長三年(1263)二月八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む