半藤一利(読み)ハンドウカズトシ

デジタル大辞泉 「半藤一利」の意味・読み・例文・類語

はんどう‐かずとし【半藤一利】

[1930~2021]ノンフィクション作家東京の生まれ。昭和史を扱った作品中心に数多くの著作を残した。作「日本のいちばん長い日」「漱石先生ぞな、もし」「ノモンハンの夏」など。

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知恵蔵mini 「半藤一利」の解説

半藤一利

ジャーナリスト、ノンフィクション作家。1930年、東京都生まれ。東京大卒業後、53年に文藝春秋新社(現・文藝春秋)に入社し、編集者を務めながら日本の戦史研究を始める。65年、太平洋戦争終結を決定した45年8月15日正午までの24時間を描いた『日本のいちばん長い日 運命の八月十五日』を大宅壮一名義で刊行し、ベストセラーとなる。同社で週刊誌週刊文春」や月刊誌「文藝春秋」の編集長、専務取締役などを歴任し、95年に退社後、作家として本格的に執筆活動を開始。98年に『ノモンハンの夏』で山本七平賞を、2006年に『昭和史 1926-1945』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞したほか、15年には菊池寛賞を受賞した。21年1月12日、死去。享年90。

(2021-1-14)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「半藤一利」の解説

半藤一利 はんどう-かずとし

1930- 昭和後期-平成時代のジャーナリスト,ノンフィクション作家。
昭和5年5月21日生まれ。昭和28年文芸春秋社にはいり,出版局長,専務取締役などをつとめる。その間太平洋戦争を研究し,「日本海軍を動かした人びと」「聖断」「昭和史の家」などを発表。平成5年エッセイ「漱石先生ぞな,もし」で新田次郎文学賞。10年「ノモンハンの夏」で山本七平賞。18年「昭和史」で毎日出版文化賞。東京出身。東大卒。

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