日本歴史地名大系 「南大窯跡」の解説 南大窯跡みなみおおがまあと 岡山県:備前市伊部村南大窯跡[現在地名]備前市伊部伊部(いんべ)の町の南にある。窯体は長さ約五四メートルに及ぶ大窯で、中軸線に沿って天井を支える円柱が建並ぶ巨大なものであった。これに並んで西側にはやや小型の大窯二基があり、南大窯群を構成している。備前南大窯跡として国指定史跡。江戸時代の備前焼(伊部焼)生産は、南・北・西の三組に編成されて、いずれも共同窯として操業されていたが、そのうちで遺構を最もよく残しているのが南窯組の大窯である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by