南市村(読み)みなみいちむら

日本歴史地名大系 「南市村」の解説

南市村
みなみいちむら

[現在地名]安曇川町田中(たなか)・中央(ちゆうおう)

西万木(にしゆるぎ)村の西に位置し、中世は田中郷に属する。五番領(ごばんりよう)城下で市が開かれたところから村名が起こったという(高島郡誌)。中世から商業に従事する者がおり、高島南市商人として五個商人に含まれる。文亀二年(一五〇二)九月二日の九里員秀書状(今堀日吉神社文書)に「高島郡南市庭商人中」とみえ、市庭の存在も知られる。同書状によると、同年当地において南市商人が保内商人の若狭への荷物を押収したため相論に発展、享禄元年(一五二八)にも南市商人は、九里半(くりはん)街道で保内商人の荷物を押収しているが(同年一二月二〇日「近江国守護奉行人連署奉書」同文書)、これらは九里半街道を利用した若狭通商をめぐる五個商人と保内商人の対立であった(神崎郡五個荘町の→小幡郷・小幡位田)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む