南楼(読み)なんろう

精選版 日本国語大辞典 「南楼」の意味・読み・例文・類語

なん‐ろう【南楼】

  1. 〘 名詞 〙 南のたかどの。特に、晉の庾亮が武昌江夏の南楼で月を賞詠したという「世説新語容止」「晉書‐庾亮伝」の故事から、観月場所、また、観月をたとえていう。
    1. [初出の実例]「借問擣衣何処好、南楼窓下多月色」(出典経国集(827)一三・奉和搗衣引〈惟氏〉)
    2. [その他の文献]〔江淹‐雑体詩・謝法曹〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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