観月(読み)カンゲツ

精選版 日本国語大辞典 「観月」の意味・読み・例文・類語

かん‐げつクヮン‥【観月】

  1. 〘 名詞 〙 月を愛(め)でながらながめること。月見。特に仲秋の月を観賞する場合に多く用いられる。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「おのづから山林寂寞の観月は、今の霊光を重ねたり」(出典:応仁略記(1467‐70頃か)上)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐鈷鉧潭記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「観月」の読み・字形・画数・意味

【観月】かんげつ

月見。

字通「観」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の観月の言及

【中秋節】より

…陰暦8月15日は秋の半ば(中秋)にあたり,中国では月を祭る日とされてきた。古くから観月の習慣はあるが,中秋のそれに固定化したのは唐代以後であり,中秋の名月こそ一年中で最も美しい月とされた。初めは高楼等に登って月を眺めながら酒食を楽しむにすぎなかったが,元・明時代,月を祭るようになったらしい。…

※「観月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む