南淋寺(読み)なんりんじ

日本歴史地名大系 「南淋寺」の解説

南淋寺
なんりんじ

[現在地名]朝倉町宮野

宮野みやのの北部、字八坂やさかにある寺。真言宗大覚寺派、医王山瑠璃光るりこう院と号し、本尊薬師如来。享保一一年(一七二六)頃の成立とされる医王山南淋寺縁起(朝倉町町史資料)によると、もとは長淵ながふちにあり南林なんりん寺と号する天台宗寺院であった。正応二年(一二八九)八月一一日の深堀明心譲状(深堀文書/鎌倉遺文二二)によれば、長淵庄内に「なんりんしのはゝ」がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android