南白亀浦(読み)なばきうら

日本歴史地名大系 「南白亀浦」の解説

南白亀浦
なばきうら

長柄ながら郡の幸知こうじおどろき中里なかざと五井ごい古所ふるところ剃金そりがね牛込うしごめ浜宿はましゆくの諸村の総称とされる。弘治元年(一五五五)紀伊の西宮久助が南白亀浦に漂着、長島丹後家に寄寓した際に地引網漁を伝えたという(江浦干鰯問屋仲買根元由来記・房総水産図誌)。当浦での漁業は早くから行われていたことになるが、史料上にみえるのは寛文一三年(一六七三)で、諸魚一〇分一金勘定など七ヵ条の取決めに浜方九村が署名している(「南白亀浦領連判状」飯塚家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む