デジタル大辞泉
「南米南部共同市場」の意味・読み・例文・類語
なんべいなんぶ‐きょうどうしじょう〔‐キヨウドウシヂヤウ〕【南米南部共同市場】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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「南米南部共同市場」の意味・わかりやすい解説
南米南部共同市場【なんべいなんぶきょうどうしじょう】
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南米南部共同市場
なんべいなんぶきょうどうしじょう
Mercado Comun del Sur; MERCOSUR
アルゼンチン,ブラジル,パラグアイ,ウルグアイの 4ヵ国によって 1995年1月に発足したヨーロッパ連合 EU型の共同市場。メルコスールともいう。中南米諸国の経済統合を目指すラテンアメリカ自由貿易連合 LAFTAと,その後身である中南米統合連合 LAIAを母体とする。本部所在地はウルグアイのモンテビデオ。意思決定機関としての共同市場理事会 CMC,執行機関の共同市場グループ GMC,商業政策の監督と貿易紛争処理に取り組む貿易委員会 CCM,企業や労働組合の意見表明の場となる経済社会諮問フォーラムで構成される。1991年3月,パラグアイの首都アスンシオンでの首脳会議で合意,共同宣言で発表された構想を基本とし,1994年末までの域内関税および数量規制の撤廃のほか,対外共通関税の設定や税関業務の簡素化などが盛り込まれた。1994年12月に 4ヵ国首脳が最終議定書に調印。1995年1月1日に自由貿易区域と関税同盟が正式に設けられた。加盟国は非加盟国からの輸入品に共通関税をかけることに合意したものの税率の不統一は続いた。2003年にアンデス共同体との自由貿易協定に調印。2007年には加盟国で構成する新議会がモンテビデオで発足した。2012年にパラグアイのフェルナンド・ルゴ大統領が弾劾されたことを問題視したブラジル,アルゼンチン,ウルグアイはパラグアイの加盟資格を 2013年まで停止する決議案に賛成した。また資格停止のパラグアイを除く 3加盟国はベネズエラを 2012年7月31日付で正式加盟国にすることを発表した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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