南草木遺跡(読み)みなみくさきいせき

日本歴史地名大系 「南草木遺跡」の解説

南草木遺跡
みなみくさきいせき

[現在地名]仁尾町仁尾

縄文時代前期と弥生時代後期の複合遺跡で、県指定史跡。昭和七年(一九三二)調査された。現在の海岸線から二〇〇メートルほど入った舌状台地の先端部にあり、貝塚を伴っている。貝塚は海水産の貝で構成されている。同五〇年丘陵上で確認調査を行ったが、当初期待した縄文時代の遺構は検出されず、弥生時代後期の竪穴住居跡一基が検出された。貝塚は丘陵の南に面した斜面に形成されており、土器などの遺物も主として南斜面のミカン園から検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む