南進(読み)ナンシン

デジタル大辞泉 「南進」の意味・読み・例文・類語

なん‐しん【南進】

[名](スル)南の方へ向かって進むこと。「部隊南進する」⇔北進
[類語]北上南下北進東進西進

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精選版 日本国語大辞典 「南進」の意味・読み・例文・類語

なん‐しん【南進】

  1. 〘 名詞 〙 南方へ進むこと。とくに日本東南アジアへ進出することをいった。→南進論
    1. [初出の実例]「南進(ナンシン)軍上陸の第一日図らずも猛烈の衝突を生じ」(出典風俗画報‐一〇五号(1895)東港占領)

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改訂新版 世界大百科事典 「南進」の意味・わかりやすい解説

南進 (なんしん)

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世界大百科事典(旧版)内の南進の言及

【ナムティエン】より

…ベトナム民族が10世紀から19世紀にかけて,北部から南部へ先住民族をおしのけて拡大していった運動。ベトナム民族の故地であるソンコイ川(紅河)デルタ(トンキン・デルタ)は,すでに紀元前数世紀より開拓され,15世紀ころには一部の沼沢地や沿岸部を除いて開拓しつくされた。このため飢饉の発生のたびに,大量の人口が中部,南部のチャム族,クメール人の地に移動していった。これに加えて中国の中華思想の影響を受けた伝統王朝は,異文化地帯への拡張政策に熱心だった。…

※「南進」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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