…これが南部氏の始まりとされ,南部氏は三戸(さんのへ)に本拠を置き,郡内に一戸(いちのへ)から九戸(くのへ)までの牧を設け軍馬の育成にあたったが,八戸はその一つである。1664年(寛文4)南部直房が八戸に入部して八戸藩2万石の領主となり,以来城下町として発展し,海運による交易も盛んであった。商業地区の旧八戸地区,工業地区の湊,小中野,漁港の鮫の3地区が中心で,工業と漁業が最も活発である。…
※「南部直房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」