南鴨村(読み)みなみがもむら

日本歴史地名大系 「南鴨村」の解説

南鴨村
みなみがもむら

[現在地名]多度津町南鴨・若葉町わかばちよう

北鴨村の南、金倉かなくら川左岸に位置する。鴨庄の遺称地で、同庄南方にあたる。寛永国絵図では葛原かずわら郷に属し、寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では高五三四石余。明和八年(一七七一)の「多度津藩記録」によると田畝四六町四反余・畑畝六反余・居屋敷二町三反余。「西讃府志」によれば租税は米二九九石余・大麦八斗余・小麦四斗余・大豆八斗余、家数一〇四・人数四六七(男二三〇・女二三七)、牛三七・馬一、泉八。

南鴨村
みなみがもむら

[現在地名]高島町かも

鴨村の枝郷で、本郷である宿鴨しゆくがもの南にある。もと鴨村のうちで、旗本朽木領。元禄郷帳に「鴨村之枝郷」とあり、高四七一石余。この朽木領は寛永石高帳以来のものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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