単変(読み)たんへん(その他表記)monotropy

岩石学辞典 「単変」の解説

単変

ある物質の一つの多形が他の多形に転移することで,変化一方向にのみ行われる場合に用いる[Wahlsrom : 1950].一つの結晶系から他の結晶系への相転移が不可逆的に進む場合をいう.互変(enantiotropy)に対する現象で,互変とは異なり一方向性の固相転移を示す場合で,転移温度を過ぎる温度上昇または下降のどちらか一方においてのみ相転移が起こり,逆の過程ではそのままもとの結晶系を保持する場合をいう[野田編 : 1977, 長倉ほか : 1998].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む