単純ヘルペス結膜炎(読み)たんじゅんへるぺすけつまくえん(その他表記)Herpes Simplex Conjunctivitis

家庭医学館 「単純ヘルペス結膜炎」の解説

たんじゅんへるぺすけつまくえん【単純ヘルペス結膜炎 Herpes Simplex Conjunctivitis】

[どんな病気か]
 単純ヘルペスウイルス感染でおこる結膜炎です。
 子どもに多い初感染によるものと、おとなに多い再発型のものがあります。最近では、おとなでも初感染が増加してきています。
[症状]
 流行性角結膜炎(「流行性角結膜炎」)とほぼ同じ症状が現われますが、多くは片方の目だけにみられます。まぶたに水疱すいほう)や角膜(かくまく)ヘルペス(「単純ヘルペス角膜炎(角膜ヘルペス)」)をともなうこともあります。
 ほかのウイルス性結膜炎との鑑別がたいせつですが、確定診断のためにはウイルス学的な検査が必要となります。
 治療としては、抗ウイルス薬のアシクロビル眼軟膏(がんなんこう)、IDU点眼薬が用いられます。抗生物質の点眼も併用されます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

関連語 角膜ヘルペス

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む