占兆(読み)うらわい

精選版 日本国語大辞典 「占兆」の意味・読み・例文・類語

うら‐わい‥はひ【占兆】

  1. 〘 名詞 〙うらかた(占形)
    1. [初出の実例]「因りて卜(うらな)ふ。兆(ウラハヒ)に云はく、飼部等(うまかひら)の黥(めさきのきず)の気(か)を悪(にく)む、といふ」(出典日本書紀(720)履中五年九月(図書寮本訓))

せん‐ちょう‥テウ【占兆】

  1. 〘 名詞 〙 うらないに現われたしるし。うらかた。
    1. [初出の実例]「兼良苟伝祖父之問文、専致霊亀之占兆」(出典:朝野群載‐六・康和二年(1100)六月二日・神祇少祐卜部兼良請進合御卜証文官宣旨解)
    2. [その他の文献]〔魏志‐東夷・倭人伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「占兆」の読み・字形・画数・意味

【占兆】せんちよう(てう)

亀卜。〔三国志、魏、東夷伝倭人〕其の俗、擧事行來に云爲(うんゐ)するれば、輒(すなは)ち骨をいて卜し、以て吉凶を占ふ。先づ卜するぐ。其の辭は令龜の法の如く、火(くわたく)(いたひびわれのさま)をて兆を占ふ。

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