占形(読み)ウラカタ

デジタル大辞泉 「占形」の意味・読み・例文・類語

うら‐かた【占形/占方】

太占ふとまに亀卜きぼくに現れた縦横割れ目の形。占い結果
「この―持って、泰親がもとへ行け」〈平家・四〉
(占方)占いをすること。また、する人。
「泰成、―に引き合はせ申すやう」〈虎明狂・釣狐

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精選版 日本国語大辞典 「占形」の意味・読み・例文・類語

うら‐かた【占形・占方・卜兆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 占形 ) 亀卜(かめうら)の結果、おもてに現われた亀裂かたち。占(うら)に現われたかたち。また、占いの結果。
    1. [初出の実例]「大臣、即ち子弟(やから)を遣(まだ)して其の占状(ウラカタ)を奏す」(出典日本書紀(720)敏達一四年二月(前田本訓))
  3. ( 占方 ) うらないをすること。また、うらないをする人。うらがかた。
    1. [初出の実例]「軍(いくさ)の占形(ウラカタ)にぞ立てられたる」(出典:源平盛衰記(14C前)四二)

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