印ソ平和友好協力条約(読み)いんソへいわゆうこうきょうりょくじょうやく(その他表記)Indo-Soviet Treaty of Peace, Friendship and Cooperation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「印ソ平和友好協力条約」の意味・わかりやすい解説

印ソ平和友好協力条約
いんソへいわゆうこうきょうりょくじょうやく
Indo-Soviet Treaty of Peace, Friendship and Cooperation

1971年8月9日ニューデリーにおいてインドソ連の間で調印された,期限 20年の条約全文 12条から成り,相互の永続的な平和と友好を約束し,外交,経済,科学その他広範な分野での協力と連帯をうたっている。同条約が軍事同盟であるとの非難に対しては,I.ガンジー首相は,第4条でインドの非同盟を確認していることを根拠にこれを否定。条約締結の背景には,米中関係の進展,印パ関係の悪化,中ソ対決の険悪化などがあげられる。 91年には再延長の処理が論じられたが,米ソ対立の解消とともに印ソ関係の現状維持にとどまっている。

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