精選版 日本国語大辞典 「印の御箱」の意味・読み・例文・類語 しるし【印】 の 御箱(みはこ・おんはこ) 三種の神器(じんぎ)の一つの八坂瓊勾曲玉(やさかにのまがたま)の神璽(しんじ)を納めておく箱。また、その神璽。清涼殿(せいりょうでん)の夜御殿の御帳の中、天皇の枕上の二階棚の上に宝剣とともに安置し、赤色の打絹でおおった。しるしのはこ。[初出の実例]「左衛門の内侍御佩刀(はかし)とる。〈略〉弁の内侍はしるしの御はこ」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一〇月一六日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例