印内台遺跡(読み)いんないだいいせき

日本歴史地名大系 「印内台遺跡」の解説

印内台遺跡
いんないだいいせき

[現在地名]船橋市印内二―三丁目・西船三丁目など

南に東京湾を望み、北に標高二〇メートル前後の台地を背にする樹枝状に張出した台地の一角に位置する。「和名抄」にみえる葛飾かつしか栗原くりはら郷を構成する集落の一部と考えられている。昭和五三―五四年(一九七八―七九)の第一次・第二次調査では竪穴住居跡一四五軒と掘立柱建物跡五―一〇棟などが発見されている。竪穴住居跡は、古墳時代一六・奈良時代五六・平安時代五二・時期不明および未調査一二で、古墳時代の竪穴住居は台地先端部西側に密集して広がっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android