旺文社世界史事典 三訂版 「原始キリスト教会」の解説
原始キリスト教会
げんしキリストきょうかい
Primitive Church
イエスを神の子とし,その復活を信じた使徒(ペテロ・ヤコブ,のちにパウロら)を中心に預言者・教師などの指導する信徒の組織で,カトリック教会の階層制と異なり,上下の階級がない純枠な信仰系列であった。『新約聖書』の主体はこの時期に成立し,後世の宗教改革運動の多くは,原始キリスト教会への復帰を目標とした。
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