原新田遺跡
はらしんでんいせき
[現在地名]掛川市下西郷
逆川とその支流倉真川に挟まれた丘陵の最南端上に立地する弥生時代後期の集落遺跡。同一丘陵上には同時期の天王山遺跡も立地している。昭和六一年(一九八六)に学校体育館建設のため発掘調査が行われた。遺構は竪穴住居跡一五軒・方形周溝墓二基、溝状遺構が検出されている。溝状遺構は遺跡のある丘陵を北西から南へ回り込むように湾曲しており、竪穴住居跡はこの湾曲した溝状遺構内側で検出され、環濠の可能性が考えられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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