原生殖細胞(読み)ゲンセイショクサイボウ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「原生殖細胞」の意味・わかりやすい解説

原生殖細胞
げんせいしょくさいぼう

多細胞生物の発生の過程で、生殖腺(せん)の原基ができるとき、生殖細胞のもとになる細胞をいう。原始生殖細胞、始原生殖細胞ともよぶ。高等脊椎(せきつい)動物の生殖腺原基は、左右の中腎(ちゅうじん)域と腸間膜の間の体腔(たいこう)背壁が突出したもので、生殖隆起とよばれ中胚葉(はいよう)起源である。一方、原生殖細胞は内胚葉起源で生殖隆起とは別の場所にある卵黄嚢(のう)壁で生じ、そこから後腸や腸間膜を通って、生殖隆起の中に入る。やがて、生殖隆起は精巣あるいは卵巣に分化する。このとき原生殖細胞の子孫細胞は、生殖隆起の髄質から分化した精巣では精細管の中に入って精祖細胞になり、皮質から分化した卵巣内では卵祖細胞から卵母細胞になる。

[新井康允]

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