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卵黄嚢 らんおうのうyolk sac

翻訳|yolk sac

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

卵黄嚢
らんおうのう
yolk sac

動物の端黄卵,多黄卵の卵黄塊を包む袋状構造。胚体と嚢との間はくびれ,卵黄柄でつながる。卵黄の分解吸収を行い血管を通して胚体へ送る。無脊椎動物では軟体動物の頭足類,脊椎動物では魚類羊膜類 (爬虫類,鳥類,哺乳類) でみられる。発生中,胚盤の端が卵黄の上に広がり,完全に包み込んで形成される。魚類ではこの膜は体壁の延長の体壁葉と消化管の延長である内臓葉から成り,両者の間に胚体外体腔がある。羊膜類では前者は羊膜と漿膜になり,後者が卵黄嚢で,胚膜の一つ。哺乳類では卵黄塊はないが,卵黄嚢に相当する構造を生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

らんおう‐のう〔ランワウナウ〕【卵黄×嚢】

魚類羊膜類胎生期初期にみられる、卵黄を包む袋状の膜。卵黄の分解・吸収を行い、多数の血管を通じてに栄養を送る。卵黄が消費されてなくなると、胚に吸収される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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