皮質(読み)ヒシツ

デジタル大辞泉 「皮質」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しつ【皮質】

大脳小脳副腎ふくじん腎臓など実質臓器の外層をなす部分内部髄質とは異なる作用を営むことが多い。

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精選版 日本国語大辞典 「皮質」の意味・読み・例文・類語

ひ‐しつ【皮質】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 繊毛虫類など原生動物から分泌する一物質。からだを防御するための包被を形成するもの。
  3. 繊毛虫など原生動物にみられる外質。
  4. 組織の外層部。その組織名を頭につけて、副腎皮質大脳皮質などと呼ぶ。〔医語類聚(1872)〕

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世界大百科事典(旧版)内の皮質の言及

【胸腺】より

… 胸腺の表面は結合組織性の被膜につつまれ,そのつづきが実質の中に入り,小葉間結合組織となって実質を数多くの小葉lobuleに分けている。各小葉を見ると,その表層は皮質cortexとよばれ,細胞が密集し,中心部は細胞が皮質に比べるとまばらで,髄質medullaとよばれている。皮質,髄質をとわず細胞にはリンパ球,上皮性細網細胞,マクロファージの3種がある。…

※「皮質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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