髄質(読み)ズイシツ

デジタル大辞泉 「髄質」の意味・読み・例文・類語

ずい‐しつ【髄質】

ある器官で、内層外層とで構造機能が異なる場合、外層を皮質というのに対し、内層のこと。大脳白質副腎髄質など。

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精選版 日本国語大辞典 「髄質」の意味・読み・例文・類語

ずい‐しつ【髄質】

  1. 〘 名詞 〙 生物のある器官で内層と外層とで構造や機能が異なる場合に、外層の皮質に対して内層をいう。大脳髄質、副腎髄質など。
    1. [初出の実例]「そしてその下には皮質があり、更にその中心には髄質があります」(出典:整容(1940)〈小幡恵津子〉現代のお化粧)

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世界大百科事典(旧版)内の髄質の言及

【胸腺】より

… 胸腺の表面は結合組織性の被膜につつまれ,そのつづきが実質の中に入り,小葉間結合組織となって実質を数多くの小葉lobuleに分けている。各小葉を見ると,その表層は皮質cortexとよばれ,細胞が密集し,中心部は細胞が皮質に比べるとまばらで,髄質medullaとよばれている。皮質,髄質をとわず細胞にはリンパ球,上皮性細網細胞,マクロファージの3種がある。…

※「髄質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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