20世紀日本人名事典 「原虎一」の解説
原 虎一
ハラ トライチ
大正・昭和期の政治家,労働運動家 元・参院議員;元・総同盟総主事。
- 生年
- 明治30(1897)年11月16日
- 没年
- 昭和47(1972)年7月3日
- 出生地
- 岡山県御津郡今村田中(現・岡山市)
- 学歴〔年〕
- 早稲田工手学校卒
- 経歴
- 大正10年総同盟に加入、13年関東鉄工組合の反対派勢力を結集、東京鉄工組合を設立、主事となり、同時に総同盟中央執行委員。昭和10年第19回国際労働総会(ILO)に労働代表顧問として出席。12年東京市議に当選。戦後20年松岡駒吉を中心とした労働組合再建懇談会の組織結成中央準備委員を務め、21年日本労働組合総同盟(総同盟)第1回大会で左派の高野実を破って総主事に当選。22年第1回参院選全国区に社会党公認で当選。中労委委員を務めた。33年財団法人日本労働会館理事長となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報