し‐じょう‥ジャウ【厠上】
- 〘 名詞 〙 厠(かわや)の上。便所の中。考えをまとめたり、文章を練ったりするのに適しているという三上(さんじょう)の一つ。
- [初出の実例]「もしさきより厠上にのぼれらんに、ほかに人ありて弾指せば、しばらくいづべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗浄)
- 「几上、車上、厠上(シジャウ)、━時には路上にも熱心に本を読んだことを覚えてゐる」(出典:大導寺信輔の半生(1925)〈芥川龍之介〉五)
- [その他の文献]〔帰田録‐下〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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